こんにちは、みっちゃんです。
薬学部に入って勉強に毎日追われている人が多いと思います。学校での試験を合格して単位をとるための勉強で手いっぱいの状態ですよね。
しかし、4年生になるとそれに加えてCBTという試験に受かる必要があります。
4年生になって、先生からCBTについて言われたけど具体的にはどんなことをするのか、何をするのかわからない人が多いですよね。
そこで今回は、「CBTの合格率と勉強方法について」解説していきます。
以下のようなことを思っている人はぜひ読んでください。
- CBTってなに?何のためにするの?
- 勉強する期間は?
- どんな勉強をすればいいの?
CBTまでの時間が1カ月を切っている人は、【CBTまで1カ月】短期間でCBTに合格するための勉強法【おすすめ問題集】で解説しているので、合わせて読んでみて下さい。
CBTってどんなもの?
薬学生が実務実習を行うために必要な知識、態度が、一定の基準に達しているかをコンピューターを使って客観的に評価するテストのことです。
PCの画面に提示された問題に時間内に答えていきます。そして、4年生の時に実施されます。
定められた期間内で、大学ごとのスケジュールに合わせて試験日を設定するので、学校によって時期はバラバラになります。
CBTに出題される問題は、受験生ごとに異なっています。
同じ時間に受けても全く違う問題集になってるんですね。なので難しい問題がたくさん出る人もいれば似たような問題が3問出た!みたいな人もいます。問題数は合計310題です。
合否については教えてもらえますが詳しい点数は教えてもらえないことがあります。
詳しく知りたい方はこちらを見てください。
つまり、これに合格しなければ実習に行けない!進級できないんです!
どのくらいの難易度なのか?
合格率は?
薬学共用試験センターから発表されている合格率は、最低でも97%は合格しています。
100人受けて3人落ちるかどうかというところですね。ほとんどの人が合格している状況です。
平成29年度 合格率 97.53% 受験者数 11,006名
平成28年度 合格率 98.03% 受験者数 11,049名
平成27年度 合格率 98.37% 受験者数 10,243名
平成26年度 合格率 97.28% 受験者数 10,062名
http://www.phcat.or.jp/?page_id=258
再試験について
実は、CBTには再試験があります。再試験の期日は決まっていて統一で行われます。
しかし、再試験を当てにして勉強しなのはダメですよ、再試験は3月にありみんなが春休みを満喫しているときに1人再試験の勉強をすることになります。
落ちる人もそれほどいないので周りとの温度差がものすごく感じられます。
もし実習が、春休みにある場合は自分だけ実習期間がずれてしまうこともあります。5年生の時に1部の講義を同級生と受けれなくなります。
いつから勉強すべき?
GW明けから
学校によって受験時期は異なります。しかしこの時期から始めればどのタイミングで試験になっても焦ることはないでしょう。
「えっ、早すぎない?」「そんなにずっと勉強できるわけない。」って今思いましたよね。
「1ヶ月勉強するだけで大丈夫!」「落ちる人もそんなにいないよ」
先輩方からこんなふうに言われている人もいますよね?詰め込んでギリギリでも受かればそれでいいやと思っている人もいると思います。
しかし、CBTで学んだことは実習に行った時の基礎になります。
詰め込み作業でもし受かったとしてもそのあとの実習で全く役に立たなくなります。
「えっ?これ何の薬だっけ?」
「副作用が分からなくて服薬指導なんてできない!」
「先生が教えてくれることの基礎知識がなくてわからない」
実習で基礎ができていないと学べていたはずの深い知識を学ぶことができなくなってしまいます。せっかくの機会を逃してしまうんです。
そうならない様に、早く始めて知識を定着させましょう。
せっかく広い範囲を学んだなら100%生かしていきましょう。
勉強方法
隙間時間に勉強しよう
通学の時のバスの中、電車の中、バイトに行くまでの隙間時間に勉強しておきましょう。
時間をしっかりとって勉強するよりも全然簡単です。
私もバイトの隙間に勉強して、バイトしながら頭の中で「あの薬の作用機序ってこうだったよね?副作用は何だっかな?」と自分でついさっきやったこととを反復しながら思い出せなかったところはバイトの休憩中にちらっと確認するってことやってました。
10分〜15分の積み重ねが本当に大きいものになりました。
そんな隙間時間に勉強するのに役立つのは「薬単」です。
冊子が小さいので持ち運びしやすいですし読みやすいので、少ない時間でも勉強しやすいですよ。
医薬品は数が多くてなかなか暗記するのが大変なので、少しでも簡単に覚えましょう。
勉強する順序も重要です。
私のおすすめは「薬理」と「病態・薬物治療」をまず勉強することです。
1番暗記する量が多く、網羅するのに時間がかかります。
この2つは他の科目とのリンクする部分が多くその後の勉強が楽になります。大変なものから潰していきましょう。
しかし、皆さんにも得意不得意があると思うので、それよりも不得意なものがあるならそれを優先するのもいいと思います。
薬理には生物の内容が必要になります。
高校で物理選択で生物苦手って方は生物からやるのもおすすめです。
その後の薬理の方が頭の中に入ってきやすいです。薬理の勉強をしながら生物の内容を確認したりすると頭の中がごっちゃになってしまいますからね、
講義の復習と絡めて勉強しよう
毎日ある講義の復習をやる時にCBTを意識してみましょう。CBTには基礎的な問題が多く出ます。
大学の講義でしている内容に肉付けしながらやってみましょう。
この薬はこんな効果があるんだ ⇒ じゃあ、どの受容体の遮断してるんだろう? ⇒ この受容体は何型だったかな?
こんなふうにどんどん絡めて書き出してみるといいですよ。
勉強の内容に困った時は「コアカリマスター」を使うのもいいかもしれません。
「コアカリマスター」はCBTの対策に特化していてどんなところが出るのか、どんな風に考えるのかが詳しく載っています。
「別に新品じゃなくてもいい」「CBTのためにわざわざ買いたくない」「どんな内容なのか見てみたい!」って方は、先輩に貸してもらったり先輩から貰ったりするのもありですよ。
定価より安く買えたりしますし、先輩が使ってるゴロや先生から教えてもらった補足情報などを書き込んでくれていることがあります。
新書を買うより価値があるかもしれません。
ただ注意が必要なのは何年前の書籍なのかです。
借りた先輩も古い本を買っていた場合新しい薬が載っていなかったり、作用機序が変わっていたりすることがあるのでいつ発行されたのか確認してみましょう。
3〜4年のズレでしたら全然気にしなくてもいいと思います。
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難易度別に購入方法を分けました!
まとめ
- 合格率は非常に高い(最低合格率 97%)
- 勉強はGW明けから始める
- 勉強法:すきま時間の活用・授業の復習と絡める
CBTの合格率は非常に高く、落ちる人は少数です。それに加えて再試験もあるためほとんどの人が合格できるでしょう。
しかし、CBTでの知識は5年生の実習で必要になります。直前での詰め込み勉強ではなくGW明けからコツコツ勉強を積み重ねるのがベストです。
移動時間などのちょっとした時間を活用して勉強しましょう。小さい参考書を買っておくと便利です。
CBTを意識して学校の講義の復習をしましょう。せっかく授業の復習をするならその時にCBTに出そうな問題をピックアップしておきましょう。
CBTに合格するだけでなくそのあとのことを考えて勉強しましょう。
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