評価につながる?!種類別、実習レポートの書き方【薬局・病院】

実習

日誌や週報みたいに種類があるけど何のために書くの?
書き方は変えるべきなのかな?

実習中に提出するレポートは3~5種類あります。
それぞれのレポートで求められる内容が変わるので、高評価を得るためにはレポートの目的を理解して書きましょう。

実習は病院や薬局に行って終わりではありません。教えてもらった内容を報告書として提出する必要があります。

皆さんも、日誌や週報というのは聞いたことがあると思います。

実はこのほかにも提出する必要のあるものが学校によっては2~4種類あります。

報告書・レポートの内容は実習評価につながります。実習での単位を取得するためには目的を明確にしてそれに合った内容を書くことが求められます。

そこで今回は、「種類別の実習レポートの目的と書き方」について解説していきます。

実習の単位が取れるか不安な人やレポートの書き方が分からない人はぜひ最後まで見ていってください。

【薬局・病院】実習中のレポートは実習評価につながる

実習では、指導薬剤師の先生が実習全体の評価をすることで単位取得が可否が決まります

もし、実習での単位が取れなければ留年して来年もう一度実習する必要があります。

このときの評価には日々の実習中の態度に加えてレポートの内容も影響します。

レポートの内容で説明したことをきちんと理解しているのか、真面目に取り組んでいるのかを先生たちは判断します。

実習生の理解度を把握して、指導薬剤師の先生も次に何を教えればいいかを考えてくださります。

そのためレポートを出すことが重要なのではなく、内容が充実しているかが重要になってきます。

実習での評価を良いものにするためには、レポートの質を高くする必要があります。

レポートの種類

レポートには5つの種類があります。

  • 日誌
  • 週1回の振り返り「週報」
  • 4、8、11週目に個別のレポート
  • 7週目の終わりに中間レポート
  • 実習終わりのレポート

それぞれのレポートには役割が違ってくるため書く内容も変えていく必要があります。

評価を得るためには、それぞれのレポートの目的に合った内容を書きましょう。

しかし、なんのためにその時期に書くのかを理解しなくては何を書けばいいのか分からないと思います。

そのため、まずはレポートの意味を理解しましょう。

レポートの内容と書き方

日誌

日誌は、その日の実習内容について自分の理解度を示すために毎日書きます。それを学校の先生、指導薬剤師さんがチェックします。

日誌で重要なのは、わかりやすくまとめることです。

日誌は他のレポートの内容を書く上での基礎になるのです。自分が後から見たときにわかりやすく書いておくと他のレポートを効率的にできます。

実習中は基本メモを携帯しているため、その日の実習内容はメモに簡単に書いてあります。

日誌には、そのメモを元に「学んだこと」、「気づいたこと」、「それをどうやって今後に生かしていくのか」をまとめていきます。

わからなかったことは調べて、次の日に質問したいことを書き出しておくと次の日の実習ですることが明確化します。

日誌の詳しい書き方については【薬学生】早い×高品質な実習日誌の書き方 例文で分かりやすく解説!で詳しく説明しているので合わせて読んでみて下さい。

日誌は、その日の実習で学んだことだけでなく気づき、今後の行動についてを書きましょう

1週間の振り返り「週報」

1週間の振り返りでは、日誌での内容を時系列・項目ごとにまとめて書いていきます

1週間、すべての内容を書いていくと量が膨大になってしまいます。量が多すぎてしまえば何が重要で、どこを意識していたのかが分かりにくくなります。

そのため、評価を高くするためには、できるだけわかりやすく自分の行動・考えをまとめる必要があります。

自分が何を意識して、どう改善して、それができたのか時系列で分かりやすく書きましょう。

例えば、「月曜日には分からなかった薬の禁忌があったので、その薬について調べていたので木曜日には気づくことができて疑義照会をすることができた。」

こんな風に時系列で書くことで何が、どんなことをすることで、できるようになったのかが明確になります。

以下のような項目に分けて書くとまとめやすくなります。

  • 服薬指導を何日したのかなど
  • 理解できたこと、できなかったこと
  • 実践できたこと、出来なかったこと
  • 改善策とその結果

日誌に書いたことを上の項目に分けてまとめておくとより簡単になりますね。

4、8、11週目の振り返り

4、8、11週目の振り返りでは、自分が実習前に立てた目標の達成度をはかります

実習では事前に目標を立てます。その目標のおおよそ何割出来ているか考えて書きましょう。

これには、事前に目標を細かく分析してそれを達成するために必要な手段を考えておくべきです。

例として、目標が「服薬指導をスムーズにする」ことならば、

手段としては、「薬の効果の言い回しを覚えておく」、「説明するときの定型文を作っておく」、「聞き取った内容をメモに残しておくための紙を持っていく」などがあります。

実習前に立てた目標を達成するための具体的な策を考えておくと、それをチェックするだけで到達度がわかるようになります。

もしできていない場合は、できなかったことに対して新たに改善策を考えて次のレポートの題材にすることができます。

4、8、11週目の振り返りでは、目標の到達度をチェックして自分が何のためにどんなことをしているのか確認しましょう。

7週目の中間レポート 

7週目での中間レポートは、残りの実習期間のモチベーションを確認しましょう。

7週目にもなると、基本の実習は一通りできるようになっていることが多いです。

そのため、緊張感がなくなってきて流れ作業になってしまいます。

そこで、改めて現在の自分の立ち位置を確認して、目標を再設定します。

中間レポートで書く内容は以下のように書いていきましょう。

  1. 今後役に立つと思ったこと
  2. 難しいと感じたこと
  3. 改善すべきこと
  4. 薬剤師の仕事に対する意識の変化
  5. 残りの実習に向けての新しい目標

7週目には、ある程度やることがわかってきてもう一歩成長できるチャンスの時期です。

中間レポートでは、これからの目標を改めて立てて今後の実習の方針を確認しましょう。

実習終わりのレポート

実習での目標から、学んだことまで総じての復習をします。

今までの日誌やレポートで書いた内容をまとめて復習します。

それに加えて実習先の指導薬剤師さんも見るので、お礼の言葉も入れておきましょう。

以下のような項目に分けて書きましょう。

  1. どのような目標を立てたのか
  2. 学んだことをどう活かすか
  3. 実習を終えての感想
  4. お礼の言葉

書く時のポイントは自分の中に強く残っている部分を書くことです。

そうすると必然的に気持ちが文章に現れるため、内容の濃いものを書くことができます。

まとめ

実習中では習ったことを毎日書き出す作業が必要になります。

何ができてできないのか、改善点を考えてまとめ上げてそれを評価してもらいます。

それぞれのレポートには日誌の内容を応用することができます。

つまり、日誌の質を上げることが実習の評価にもつながることになります。

実習ではインプットだけではなく、アウトプットの重要性が高くなります。

常に、アウトプットすることを意識しながら実習に挑んでみましょう。

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