[国立と私立を徹底比較]2021年度最新薬学部の偏差値と合格率

薬学部について

「偏差値が低い大学では国家試験に受からないのでは?」

「何を基準に大学を選ぶべき?」

大学を選ぶときにどこに違いがあるのか理解しておかなくては自分に合った大学を選べなくなってしまいます。

しかし、大学の特徴を一つ一つ調べていくのは非常に時間がかかります。

そこで今回は、国公立と私立の違いを偏差値と国家試験新卒合格率を用いて解説します。

下記に当てはまる人は、ぜひ最後まで見てください

  • 国立と私立で迷っている
  • 自分の偏差値でいける大学を知りたい
  • 将来、薬剤師になりたい

この記事の内容を見ると、自分の将来なりたいもの、行きたい大学が決まりますよ。

国立大学と私立大学の違いは以下のようになります。

  • 6年間の学費:私立大学 1200万円 国立大学 350万円
  • 授業内容:私立 国家試験特化型 国立 臨床とのバランス型
  • 薬剤師国家試験合格率:私立 85.1% 国立 90.79%

6年間の学費

6年間でかかる費用のことも考えておくことは重要です。

国立大学は6年間で350万円、私立大学は6年間で1200万円必要になります。

私立と国立では学費に800万円ほどの差が出てきます。

これは、国が運営しているか個人が運営しているかの差です。

薬学部には特殊な設備や機械が必要になります。私立ではその購入費用や修理費用をすべて学生の学費で賄う必要があるため学費が高額になります。

しかし、下記のような学費を抑える手段もあります。

  • 特待生になり授業料の免除をもらう
  • 給付型の奨学金を借りる
  • 成績上位者になり、特別金をもらう

私立には上記のような様々な制度が大学独自で行われています。

大学の学費で悩んでいるなら大学のHPで調べてみましょう。

授業内容

それぞれの大学での授業内容の傾向を知っておくのもよいでしょう。

それぞれ国立と私立でどのような傾向があるのか解説していきます。

国立:臨床も加えたバランス型

国立大学では、研究者なども見据えた臨床に力を入れている大学もあります。

研究者になるのなら薬剤師国家試験に受かる必要はありません。

6年間通って学習しなくても創薬ならば4年間で卒業できる科もあります。化粧品会社などに勤めたい場合は4年で十分です。

しかし、薬剤師として働きたいなら臨床に加えて国家試験の勉強も行う必要があります。

将来の選択肢の幅が広がる授業内容になっています。

私立:国家試験特化型

薬剤師になるには、薬剤師国家試験に合格することが必須です。

薬剤師国家試験は6年生の2月にあり卒業試験よりも後になります。

私立では、国立と違い入学者を確保するためには学生に名前を知ってもらわなくてはいけません。

国家試験合格率をあげてアピールする必要があります。

そのため、授業も早い段階から国家試験を見据えたカリキュラムになっています。

薬剤師国家試験合格率

薬学部に来る人のほとんどは、薬剤師国家試験合格を目標にする人が多くなります。

偏差値については、国立大学の方が高い傾向にあります。

しかし、先ほど書いたように授業内容を国家試験特化型にしている私立は合格率が悪いわけではありません。

下の表を見てもわかるように、偏差値が低いからといって合格率が低いわけではありません

平均すると私立大学の合格率は 85.1%  国立大学の合格率は 90.79%になります。

国立と私立での差はそれほどありません。

国立大学

偏差値大学名新卒合格率(%)
67東京大学88.89
65京都大学80
63北海道大学96.67
63大阪大学82.61
61千葉大学94.47
61九州大学87.1
60東北大学100
60岡山大学88.64
60広島大学91.43
60熊本大学89.29
59富山大学90.74
57金沢大学100
57徳島大学90.91
57長崎大学88.24

私立大学

偏差値 65~51

偏差値大学名新卒合格率(%)
65慶応義塾大学88.57
62東京理科大学96.59
59北里大学90.79
58近畿大学97.69
57立命館大学91.78
57星薬科大学94.27
55明治薬科大学90.94
55東京薬科大学90.99
55福岡大学91.88
55京都薬科大学92.77
53昭和薬科大学81.25
53武蔵野大学89.09
52大阪薬科大学93.17
52東邦大学93.81
52名城大学97.65
51日本大学88.27
51昭和大学92.86

偏差値 50~46

偏差値大学名新卒合格率(%)
50同支社女子大学81.48
50金城学院大学85.6
50愛知学院大学86.17
49長崎国際大学83.16
47安田女子大68.97
47摂南大学82.11
47崇城大学92

偏差値 45~41

偏差値大学名新卒合格率(%)
45帝京平成大学78.92
45帝京大学84
45神戸薬科大学91.71
45神戸学院大学92.61
45国際医療福祉大学98.6
43北海道医療大学83.33
42.5横浜薬科大学83.53
42武庫川女子大学76.22

偏差値 40~36

偏差値大学名新卒合格率(%)
40福山大学64.57
40就実大学65.09
40広島国際大学70.97
40東北医科薬科大学79.51
40北海道科学大学86.62
40岩手医科大学87.5
40高崎健康福祉大学87.69
38城西大学78.41
37.5新潟薬科大学70.83
37.5兵庫医療大学83
37.5九州保健福祉大学98.21
37大阪大谷大学73.04
37日本薬科大学81.36
37鈴鹿医療科学大学81.61

偏差値 35~31

偏差値大学名新卒合格率(%)
35姫路獨協大学43.28
35奥羽大学48.35
35城西国際大学62.63
35北陸大学66.15
35第一薬科大学78.95
35徳島文理大学81.89
35松山大学83.58
35青森大学85.71
35医療創生大学100

人気のある薬学部 1位:近畿大学

薬学部になかで、合格倍率の高いランキングがあります。

合格倍率の高い大学は人気の大学ということになります。

薬学部の人気ランキングは以下の通りになります。

順位学校名合格倍率
1近畿大学5.59
2名古屋市立大学4.71
3明治薬科大学4.35
4静岡県立大学4.34
5星薬科大学4.3
6北里大学3.97
7北海道大学3.96
8岐阜薬科大学3.96
9慶応義塾大学3.87
10東邦大学3.78

まとめ

偏差値が低いからといって合格率が低いということはありません。

どの大学でも国家試験に合格できるカリキュラムを組んでくれています。

あとは、自分がどれだけ勉強できるかになります。

授業内容や学費など偏差値だけでなくその大学の設備や制度を調べてみて入学してみてください

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