[実録]私が薬局実習で学んだこと 7選

実習

薬局の実習でどんなことを学ぶのか色々気にある人は多いと思います。

そこで今回は薬局実習で学んだこと7選を書いていきたいと思います。

実習について詳しく知りたい人ぜひ最後まで見ていってください。

薬局実習あるあるが見たい人はこちらを見てみてください。

薬局実習って?:薬局へ行き薬剤師の仕事を習う

薬局実習は11週間薬局に行き指導薬剤師の先生に薬剤師の仕事について教えてもらいます。

薬局での調剤業務に加えて薬局の外での活動も行わせてくれます。

身近で薬剤師の業務を見ることができる貴重な機会になります。

学んだこと

患者さんへの聞き取りの難しさ

薬局では患者さんに現在の健康状態や生活環境の変化などの聞き取りを行います。

薬局ではカルテを見ることができないため正確な病名がわかりません。

検査値が処方箋に載っていないこともあります。

そのため患者さんからの聞き取りで疑義照会の必要がないかを判断する必要があります。

患者さんがどんな薬を飲んでいてどんな副作用が出る可能性があるのか、生活で気を付けなければいけないことは何かを伝えることもしなくてはいけません。

必要な情報をできるだけ少ない時間で聞き取る技術が必要になるのだと思いました。

患者さんにこの人に見てもらいたいと思ってもらう薬剤師になるためにも患者さんへの聞き取りは重要になります。

薬歴の重要性と大変さ

患者さんへの服薬指導の後には薬歴を書く必要があります。

薬歴には患者さんから聞き取った内容(体調変化や生活の変化)を記載することで次の時に現在との比較をすることができます。

薬歴では以前出た副作用も書いておくことで再発を防ぐこともできます。

しかし、薬歴を書くには時間がかかります。

厚生労働省の調査によると処方箋1枚当たり平均で約12分薬歴を書くために必要になるそうです。

私の実習に行った薬局ではお昼の薬局が混んできて忙しくなると書く暇がないため午後から書いていました。

そのため、必要最低限のものは服薬指導に書いて他のものはメモか暗記していました。

実習では数枚を書くだけで何十枚もの薬歴を書くことはありませんが書き方を薬剤師の先生から学んで今後に役立てておきましょう。

医師との関係性

薬局での疑義紹介をする時には医師との信頼が必要になります。

医師は忙しいことが多く、疑義照会をするとその分時間を取られてしまいます。

疑義照会をすることはもちろん重要になりますが、変な疑義紹介をしないことが大切になると思います。

医師の処方意図をできるだけくみ取ることで医師との信頼関係を築くことができるのではないかと思いました。

実際、実習で疑義照会をするときには指導薬剤師の先生の確認の後疑義照会の電話を掛けます。

なのでどんな風に切り出すのか、代替案は考えているのかなど注意点を色々教えていただけます。

医師との信頼関係を作るためのコツなどを聞いておくと薬剤師になったときに重宝しますよ。

社会人としての基礎

実習には、社会人としての最低限のマナーが必要になります。

服装、挨拶、時間の使い方など学生とは違う社会人としての「当たり前」を学びます。

薬局では白衣を着用して実習を行います。

白衣を着ていると患者さんからは薬剤師と見分けがつきにくいです。

そのため、そこの薬局の人間として恥ずかしくないようにする必要があります。

社会人として見られてもいいようにしっかりとマナーを身につけましょう。

そして、最低限のマナーを身に着けて薬剤師の先生や医療事務の人との関係性を築く足掛かりにしましょう。

薬剤師の多様性

実習では指導薬剤師さん1人ではなく他の薬剤師さんの仕事も見ることができます。

薬剤師さん1人1人の目標や考えが違います。

在宅に力を入れたい薬剤師さんもいれば病院との連携に力をいれたいと考える薬剤師さんもいます。

そのため、効率的に調剤をする方法や服薬指導のやり方など日々の業務も違っています。

私は、それぞれの薬剤師の先生がどんな考えのもと動いているのか聞いてみることで行動の原点が分かるようになりました。

実習はいろんな薬剤師さんを見れるチャンスです。

色々聞いて将来自分がどんな薬剤師になりたいのかを考えるときの材料にしましょう。

地域の人との交流

薬局実習では地域の方との交流を経験することができます。

地域への健康相談所を開いたり学校薬剤師の活動を体験します。

現在、国の方針では地域でのチーム医療に力を入れており地域全体で患者さんを見るというイメージが高まっています。

そのため、チーム医療に参加するには地域の人に受け入れてもら得るような薬剤師になることが大切です。

地域の人との交流をどんな風に行ているのか、どうすればより良いコミュニケーションがとれるのか観察しておきましょう。

薬剤師としての心構え

薬剤師としての業務だけでなく薬剤師は医療人であることを考えさせられました。

薬局では売り上げは大切になります。

しかし、薬剤師は根本的に医療人のため商売人とは違います。

医療人は患者さんのことを考えて利益を追求するのではなく患者さんを第一にする必要があります。

例えば、薬を取りに来れない人がいた時に無料で郵送します。

薬剤師は医療人として患者さんの利益第一に考えるということを教えてもらいました。

これから薬剤師を目指す人間として必要な心構えを学ぶことができます。

まとめ

私が薬局実習で学んだことは以下の通りです。

  • 患者さんへの聞き取りの難しさ
  • 薬歴の重要性と大変さ
  • 医師との関係性
  • 社会人としての基礎
  • 薬剤師の多様性
  • 地域の人との交流
  • 薬剤師としての心構え

このほかにもいろいろと学ばせてもらいました。

実習の日誌に学んだことを書いていきます。

日誌の書き方のコツについてはこちらの記事に書いておきましたのでぜひ見ていってください。

実習を通して薬剤師は「生涯学習」であることを強く感じました。

薬剤師とは国家試験に受かって終わりではないということを強く感じました。

実習ではその先にどんな薬剤師になりたいのかを掴んでおくいいきっかけになると思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました