単位が足りなくて留年が決まってしまった。
留年したら、どんなふうに代わるの?
何をした方がいいことってあるのかな?
留年すると、金銭的、友達関係、生活環境が大きく変化します。
どうなるのか事前に知って、来年のために対策を取っておきましょう。
薬学部は、必修単位がほとんどになります。
そのため、単位が足りずに前期で留年が決定してしまう人もいます。
しかし、周りに留年したことは言いづらいですよね。
そのため、留年したらどうしたらいいのか分からないし、不安がいっぱいになると思います。
そこで今回は、「留年したらどんな変化があるのか 今とるべき行動 4選」を解説していこうと思います。
- 留年してしまったら、その後どうなるのか心配
- 何をした方がいいのか知りたい
- どんなふうに生活が変わるのか想像できない
上記のような悩みのある人はぜひ最後まで読んでください。
薬学部は留年率が高い
薬学部は、他の学部に比べて留年率が高い傾向にあります。
留年しないのは、国立ならば上位8割、私立は上位6割です。
特に、下の学年の時に留年する確率が高いです。
- 1年:テスト対策が難しい
- 3年:科目の専門性が上がる
- 6年:卒業試験へ落ちる
詳しくは下の記事に書いているので、合わせて読んでみてください。
留年すると起こる大きな変化
留年すると起こる大きな変化は、以下の4つです。
- 奨学金がストップする
- 交友関係の再構築が必要になる
- 同級生との予定が合わない
- 大学へ行く時間が減少する
奨学金がストップする
奨学金は、留年するとストップすることがあります。
学業が優秀であることが、奨学金をもらえる条件になっているためです。
奨学金を借りるためには、条件がいくつかあります。
その条件を、適格認定と言います。
適格認定は、人物、学業、経済状況の3つがあります。
留年してしまうと、適格認定の学業の部分に引っ掛かってしまいます。
適格認定に基づいた判定に引っ掛かると、奨学金が停止、またはその警告が来ます。
そのため、留年すると、奨学金が停止する可能性が高くなります。
交友関係の再構築が必要になる
留年すると、交友関係の新しい構築が必要になります。
大学生活では、同じクラスの人との交友関係が重要になるためです。
試験の情報や就活情報など、大学生活では情報交換が必要になることが多いです。
一つ上の学年に友達がいるから、同じクラスに友達を作る必要はないのではと思いますよね。
しかし、毎年情報は更新されていきます。
説明会の日付けや、研究発表の練習など同じ学年の人間とのコミュニケーションが必ず必要になります。
そのため、留年すると、新しいクラスでの友人関係の構築が必要になります。
同級生との予定が合わない
学年が変わると、どうしても予定が合いづらくなります。
薬学部は、学年が1つ変わるだけで生活スタイルが大きく異なるからです。
- 3年:実験、講義の増加
- 4年:研究室への配属
- 5年:実務実習
- 6年:卒論、国家試験勉強
しかも、ほとんどが必修のため、薬学部は基本、忙しい学部です。
そのため、落とした単位を取るだけでいい留年生とは、自由な時間の量が大きく異なります。
そのため、友達との交流する時間、話題が減ってしまいます。
大学へ行く時間が減少する
大学で受ける講義数が、一気に少なくなります。
留年した場合は、去年落とした単位の講義のみ受講します。
そのため、落とした単位が少なければ少ないほど、大学へ行く時間は少なくなります。
単位を8単位しか落としてなかった場合は、2単位の講義を4つだけで構いません。
つまり、1年間を通して4つの講義を受けるだけでいいということです。
そのため、長時間大学へ行っていた生活とは大きく変わります。
留年が決定したらやるべきこと
留年が決定したらやるべきことは、以下の4つです。
- 親への相談
- 奨学金の再申請ができるか
- 休学制度の利用
- 勉強する習慣をつける
親への相談
まず最初に、留年したことを親へ伝えましょう。
留年することへの許可をもらう必要があるからです。
大学は通うには、多額のお金が必要になります。
とくに薬学部は、学費が高い傾向にあります。
そのため、簡単に留年することはできません。
今後、大学へ通うことができるのか、通うためにどうすればいいのか家族と話し合う必要があります。
留年が決定したら、対策を立てるためにすぐに家族に報告しましょう。
奨学金の再申請ができるか
奨学金がストップされた場合は、再申請が可能かどうかを調べましょう。
奨学金の停止ならば、再開することが可能です。
奨学金には、3つの措置があります。
- 廃止:奨学金の権利がはく奪されている
- 停止:1時的にストップしている
- 警告:放置すると奨学金がストップしてしまう
まず、自分がどの状態なのか確認しましょう。
廃止であれば、奨学金がもらえないため、自分でお金を工面する必要が出てきます。
奨学金の停止であれば、再申請することが可能です。
再申請するためには、問題を解決する必要があります。
つまり、勉強に力を入れて成績を良くする必要があるということです。
成績を上げて、奨学金の再申請を行えるようにしましょう。
休学制度の利用
落とした単位が半期しかないのなら、休学制度を利用しましょう。
休学すれば、学費が安くなる場合があります。
もし、あなたの落とした単位が前期のみなら、後期は休学できます。
単位を取ることができれば、進学するこができるからです。
また、4年次のCBTやOSCEにのみ落ちた人は、1年間休学するのもいいでしょう。
CBT・OSCEは、4年次までの単位を取っておけば受験できます。
1年間、余分な学費を払わないように、休学しておきましょう。
大学によって、休学制度は異なるため、自分の大学の休学制度について調べる必要があります。
休学が可能で、学費が安くなるのなら、思い切って休学制度を利用しましょう。
勉強する習慣をつける
留年が決まってしまったら、勉強する習慣をつける練習をしましょう。
留年する原因の多くが、勉強の習慣がなかったことだと思います。
大学生は、勉強に関しては自己責任の部分が大きくなります。
高校の時のように、先生が、注意なんてしません。
自分で予定を確認して、計画を立て、勉強する必要があります。
自分で何をやらなければいけないのか、その日のノルマを朝決めましょう。
再度留年しないように、勉強する習慣をつけましょう。
まとめ:留年したら即行動を起こしましょう
今回は、留年した後の変化ととるべき行動について解説しました。
- 親への相談
- 奨学金の再申請ができるか
- 休学制度の利用
- 勉強する習慣をつける
留年が決まった後にすぐ行動することで、その後の生活環境を整えることができます。
自分の生活環境を整えることができれば、留年をすることもなくなります。
留年することがなくなれば、将来への不安も少なくなるでしょう。
自分の将来のためにも留年が決定したら、すぐに行動しましょう!
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